【2025.9.12】第2例会

会長挨拶【会長 松本 毅】

 皆さん、こんにちは。今週は雨が降ったかと思えば、昨日の東京は大雨で大変な状況となっておりました。同じようなことがいつどこで起こるかわかりませんので、普段からの備えの大切さを改めて感じたところです。先週、千葉方面へ視察研修に行ってまいりました。帰りの飛行機まで時間がありましたので、4~5 年ぶりに秋葉原を散策いたしました。  
 私が電気関係の仕事をしていた頃、秋葉原は小さな電気店が軒を連ねる町でした。戦後の闇市から発展し、電子部品や機器を扱う専門店が並んでいたのです。スイッチ一つを求めて何十軒も歩き回ったこともありました。バブル崩壊後はパソコン関連の街へと変化し、やがて「オタクの町」と呼ばれるようになりました。現在は観光客がツアーで訪れる姿が目立ちます。駅前は再開発が進み、今も電気街としての歴史を残しつつ、観光地・オフィス街として新たに生まれ変わりつつあります。電化製品に興味のない方も、一度訪れてみれば新たな発見があるかもしれません。以上で会長挨拶を終わります。本日もよろしくお願いいたします。

新会員スピーチ【会員 安田 明史】

 6 月に入会して 3 か月が経ちましたので、自己紹介をさせていただきます。私は出雲市在住で、保育士の妻と 5 歳の長男・悠人、1 歳の次男・桜理と暮らしています。生命保険業に従事しており、14 年前に出雲へ移住して以来、この地を拠点に活動しています。出身は大田郡美郷町旧大津町で、自然豊かな静かな地域です。子どもの頃は山や川が遊び場で、地域の人々が家族のように接してくれる温かい環境で育ちました。今も祖母が実家に住んでおり、帰郷すると「おかえり」と迎えてくれる場所です。
 ふるさとの特徴として三点ご紹介します。まず「イノシシ対策」では、深刻な被害を受けた地域が 1999 年から駆除と有効活用に取り組み、2004 年に「大内山生産者組合」が誕生。肉や内臓まで無駄なく使い、鮮度を保ったブランド肉として販売され、年間 400 頭以上を処理するまでに成長し、全国から視察が訪れています。次に「夏祭りの花火大会」は、大野川を舞台にしたナイアガラ花火が名物で、青年部時代に運営に携わりました。準備の苦労はありましたが、観客の笑顔や歓声に触れ、地域行事を支える喜びを実感しました。三つ目は「カヌー」で、1982 年の国体を契機に町全体で推進され、今では“カヌーの町”として知られています。今年のインターハイでは地元高校が優勝し、全国的な成果を挙げました。
 これらの経験から、課題を機会に変える発想力、地域で協力し合う力、人とのつながりの大切さ、挑戦する精神を学びました。これらは私自身の財産であり、今後のロータリー活動でも大切にしていきたいと考えています。皆様と共に学び合いながら、地域や社会に少しずつ貢献できるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

新会員スピーチ【会員 日下 英之】

 昭和 47 年 4 月 9 日、今市町に生まれ、三兄弟の末っ子として育ちました。高校では甲子園出場を目指し、大社高校に進学。高校 3 年の夏に打球が目に当たり眼球陥没骨折となり、「99%失明」と診断されましたが、奇跡的に視力を保つことができました。この経験から、健康の尊さや逆境に立ち向かう力の大切さを痛感しました。大学では準硬式野球を続け、卒業後は就職氷河期の中、島根銀行に入行。出雲を起点に県内各地で営業を経験し、課長以降は松江などの大規模拠点で支店長・副支店長を務め、地域の皆様と深く関わってきました。銀行員としての転機は、SBI ホールディングスとの資本業務提携です。これにより、地域だけでは提供できなかった多様な商品やサービスが可能となり、若手職員には「まず聴いて、つなぐ姿勢」の重要性を伝えています。令和 4 年には突発性難聴を患い、1 か月入院。右耳は 7 割程度の回復にとどまりましたが、左耳は健在で、今後も皆様の声に真摯に耳を傾けていきたいと考えています。この出来事もまた、健康のありがたさを再認識する契機となりました。
 業界動向としては、日経平均株価が高値を維持する一方、円安基調は海外依存型の企業構造から長期化すると見ています。今年、島根銀行は創立 110 周年を迎え、システム更新も完了。地域連携強化の一環として、出雲発祥のディオッサ出雲の試合をサポーティングマッチとして開催し、新たな預金商品などの企画も進行中です。
 ロータリー活動においては、これまでの経験と前向きな姿勢を活かし、皆様と共に学び合いながら、地域社会に少しでも貢献できるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。