【2025.10.3】第1例会

会長挨拶【会長 松本 毅】

皆さん、先月の観月会では、多くのメンバーとご家族にご参加いただき、盛大に開催することができました。設営を担当された親睦委員会の皆様には、心より感謝申し上げます。さて今週に入りようやく秋の気配を感じるようになりました。朝晩の空気が変わり、そばの花が咲き始めています。白い花を見ると秋の訪れを感じますが、実はそばには赤い花もあります。島根県との県境、広島県北広島町では、2014 年から地域の有志により赤いそばの栽培が始まり、標高の高い土地で美しい花を咲かせています。白い花が淡いピンクに染まったようで、近くの直営店ではその赤いそばの実を使ったそばも味わえます。そばの花を見るたびに、私は祖父の言葉を思い出します。「そばの花が咲く頃のマムシには気をつけろ。」繁殖期のマムシは気が荒くなるため、山遊びが好きだった私に、祖父がよく言い聞かせてくれました。毎年この花を見るたびに、祖父の声を思い出します。

新会員スピーチ【森脇会員】

 1977 年 4 月 16 日生まれ。長浜小、浜山中、出雲北陵高校を経て明治大学商学部へ進学しました。幼少期から野球一筋で、中学までは本気でプロを目指していました。高校では県外の強豪と練習試合を重ね、将来のプロ選手たちと対戦する中で自分の限界を感じ、進路を見直しました。高校野球を終えた後は遊びつつも物足りなさを覚え、父の影響で商学部を志望。模試は E 判定でしたが努力の末、明治大学に合格しました。
 大学では会計を学びながら、友人の勧めで公認会計士を目指し粘り強く勉強を続け、合格しました。
 次に、税理士と公認会計士の違いです。税理士は、企業や個人事業主の税務申告を支援する“納税者の代理人”。一方、公認会計士は、会社の財務諸表が公正かを独立した立場で監査する“社会の番人”です。私は新日本有限責任監査法人で上場企業の監査に従事し、現金実査や預金確認などを通じて不正を防ぐ仕組みを学びました。粉飾事件のニュースに触れるたび、独立性の大切さを痛感します。
最後に、租税教室で高校生に出す“税のクイズ”を 3 つ。①宝くじ 1 億円→非課税、②拾得金 1 億円→所得税約1,700 万円、③祖父母からの贈与 1 億円→贈与税約半分。以上、自己紹介と仕事の話でした。地域の皆さまのお役に立てるよう、誠実に取り組んでまいります。今後ともよろしくお願いいたします。

新会員スピーチ【米山会員】

 昭和 53 年 7 月 1 日生まれの 47 歳、蟹座の AB 型です。家族は妻と娘 2 人。本日、娘たちの運動会があり、雨が心配でしたが無事に開催され、成長を感じられる良い一日となりました。
 今市小・一中を経て出雲商業高校国際経済科へ進学。その後、愛知学院大学商学部で学びました。父からは家業を継ぐよう言われていましたが、まず自分の力を試したく愛知県で半導体を扱う卸売り会社に就職しました。トヨタ関連企業を中心に、半導体やカーナビ用 HDD などの営業を担当し、社会人としての基礎を学びました。
 30 歳のとき帰郷し米山伝導機株式会社に入社。同時に出雲商工会議所青年部へ加入し、当初は戸惑いながらも活動を重ね、最終的に会長を務めました。地域の経営者との出会いは大きな財産です。
 当社は 1972 年創業、資本金 3,000 万円、従業員約 10 名。島根県全域・鳥取西部で産業機器の販売・製作・据付を行っています。主要取引先はオーエム機械、日新グループ、ダイハツメタルなど約 200 社。工場設備を中心に幅広く供給しています。特にコンプレッサは生産設備の要であり、省力化・自動化分野にも注力。搬送ロボットや自動化ラインの提案・設計も行い、補助金活用を含めて生産性向上を支援しています。
 当社の強みは「現場の何でも屋」としての柔軟性です。製造業だけでなく、サービス業の皆様にも役立つご提案を心がけ、地域の発展に貢献してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。