【2025.12.5】第1例会

会長挨拶【会長 松本 毅】

 皆さんこんにちは。師走に入り、今年度も残りわずかとなりました。年齢を重ねるほど1年が早く感じられますが、特に会長年度の今年は本当にあっという間でした。
 さて、先日「歴史と文化を考える会」で岡崎・浜松へ旅行してまいりました。浜松城では運よく天守閣から富士山がうっすら見え、皆で歓声を上げました。浜松といえばウナギですが、今回はウナギではなく、おいしいお肉をいただくことに。また、岡崎では八丁味噌の工場を見学し、「八丁」の名は岡崎城から八丁(約870m)の地名に由来することを知りました。
 名古屋では娘と孫にも会い、東山動植物園の広大な敷地を歩き回って良い思い出になりました。今回の旅行で多くの楽しい時間をいただきました。皆さんもロータリー活動の中で、ぜひ素晴らしい思い出をつくっていただければと思います。以上で会長挨拶といたします。

出雲養護学校 教諭 井上夕子 様

 出雲養護学校は昭和49年開校、本校と4つの分教室に約330名が在籍し、高等部には約180名の生徒が学んでいます。多くの生徒が卒業後も地元で生活するため、「地域で生きる人になる」ことを目標に、生活する力・働き続ける力を育てています。高等部では、教科の学習に加えて、「作業学習」で働く力を総合的・体験的に学びます。生徒は複数の班に分かれて環境や内容を工夫した作業に取り組み、製品づくりやサービス提供を通して、作業能力だけでなく、マナーや人間関係の力を身につけています。毎週木曜日には学校を一般開放し、生徒が中心となって製品販売や飲食、洗車などのサービスを行う「営業日」を設けています。現場実習では、多くの事業所の協力を得ながら「知る→挑戦する→決める」という3年間のステップで生徒の進路を育てます。卒業後も支援機関と連携して3年間のアフターフォローを行い、安定して働き続けるためのサポートを整えています。続いて「総合的な探究の時間」では、「みんなが暮らしやすい出雲にするために、学び・考え・行動する」というテーマのもと、生徒が自ら課題を設定し、地域に出て学びます。今日発表する高等部3年生は、昔の休憩文化「はしま」に注目し、忙しさやコミュニケーション不足といった現代の課題を少しでも和らげたいという思いで探究を進めています。

出雲養護学校 高等部3年生の皆様

 私たちは、地域の方への聞き取りや文献調査、アンケートを行い、伝統的な「はしま」を体験した上で、今の時代に合う新しい「はしま」を考案しました。デスクワークの方向けに低カロリーで必要な栄養がとれる茶しまを提供し、軽い運動と会話を組み合わせるスタイルを提案しています。出雲市役所で行った「はしま」には30名の職員の方が参加し、「リラックスできた」「仕事を頑張れそう」といった声が上がりました。その後、スーパー・マート神門でも夏の茶しまを提供し、暑い中での買い物客に冷たい番茶や梅干しを渡しながら短い会話を交わし、小さな「ほっとする時間」が生まれています。私たちは、「はしま」が「ゆとり」と「コミュニケーション」を生み出し、働きやすい社会や優しい地域づくりに貢献できると感じています。皆様にも「職場ではしま時間を取り入れてみませんか」と提案します。希望があれば、私たち生徒が「はしま」を持って伺います。本日はご清聴ありがとうございました。