会長挨拶【会長 松本 毅】

4月に入り、桜の話題が各所に溢れています。桜といえばソメイヨシノが有名ですが、山桜との違いをご存じでしょうか。山桜は花と葉が同時に開くのに対し、ソメイヨシノは葉より先に花が咲きます。ソメイヨシノの名は、幕末の頃に江戸・染井(現在の駒込地区)の植木職人たちが全国へ広めたことに由来しています。日本の桜は品種改良を重ねた結果、800 種類以上にも及ぶといわれており、その中でもソメイヨシノは別格の存在として、明治以降に全国へ数多く植えられ、今日では気象庁の桜の開花・満開を判断する標準木にもなっています。
おすすめの花の名所をご紹介します。浜田市三隅町のミスミオオシマザクラは国の天然記念物で、推定樹齢660年、満開時には雪の小山を見るような圧巻の景観です。大田市の健康公園の桜は若木ならではの花の勢いが見事です。そして、江津市江南町の海上集落は「天国に一番近い里」とも称され、住民の手で植えられた約2,000本の花桃が赤・白・ピンクのグラデーションに集落を彩ります。今月中旬が見頃ですので、ぜひお出かけください。
◆IM報告

山根茂副 SAA
当クラブからは約20名が出雲市駅に集合し、松江へと向かいました。今年のテーマは「良いことのために手を取り合おう」。坂口ガバナーは「日々のクラブ活動を見つめ直し、次へとつなげる学びの場としてほしい」と挨拶され、小林ガバナー補佐はラフカディオ・ハーンのオープンマインドの精神を引き合いに、「自国ファーストの対極にある姿勢こそ世界平和の基本である」と語られました。講演では、作家・田淵久美子様が NHK 朝ドラ「ばけばけ」をテーマに地方創生についてお話しされ、パストガバナー庄司尚文様はクイズ形式でロータリーの理念をわかりやすく解説され、「ロータリーは出会いの場、奉仕の心を持つロータリアンとの出会いが人生を希望に満ちたものにする」と締めくくられました。懇親会では安来節のどじょう掬いも披露され、料理争奪戦も含め大いに盛り上がりました。帰路のバスや二次会でも親睦が深まり、ロータリーの醍醐味を改めて実感した一日となりました。

米山会員
講演は二部構成で行われました。第一部は、脚本家・田淵久美子様による「ヘルンとセツによる地方創生」でした。田淵氏は NHK 朝ドラ「篤姫」で知られる益田市出身の作家で、ラフカディオ・ハーンと妻セツの物語を 40 年近く前から朝ドラにすべきテーマとして温め続け、幾度も企画を出し続けてこられました。やがて自ら小説として世に送り出したものの、同題材の NHK 朝ドラ「ばけばけ」制作にはまったく関与できなかったという、創作者として到底納得しがたい経緯を率直に語られました。それでも田淵氏は、ドラマの放送により松江に観光客が増え地域が活性化した現実を「これこそ地方創生だ」と受け止め、地域への思いを優先される姿勢が深く印象に残りました。島根には柴犬や石見銀山など世界に通用する素材があるとして、若い人や女性の力を生かし地域が本気で動くことの大切さも訴えられました。第二部は、パストガバナー庄司尚文様による「ロータリーあれこれ」でした。デジタル化やクラブ運営の柔軟化など時代に合わせた変化を紹介しつつ、「出席なくして親睦なし」の言葉とともに、奉仕の理念や親睦といった中核的価値観は不変であると力強く語られました。

福間会員
懇親会冒頭、松本パストガバナーのご挨拶の中で、原田会員が「ガバナーエレクト」として紹介されました。当日は落ち着いたスーツでお越しになり控えめな印象でしたが、その存在感はいつも通り際立っておられました。懇親会では、小泉八雲のルーツであるアイルランドにちなんだ料理と飲み物で素晴らしいおもてなしをいただきました。ギネスビールで煮込んだアイリッシュシチューやシェパードパイ、フィッシュアンドチップスなど本場さながらの料理が並び、まるでアイルランドにいるかのような雰囲気でした。アイリッシュチーズケーキをはじめデザートも充実しており、つい食べ過ぎてしまった方も多かったのではないでしょうか。アトラクションでは安来節の演舞もあり、会場は一気に島根の雰囲気へと引き戻され、大いに盛り上がりました。帰りのバスでも皆さんで段取りよくビールやおつまみを回し合い、和やかな時間が続きました。到着後も二次会が行われ、さらにお酒と会話に花が咲き、会員相互の親睦を一層深めることができました。美味しい料理と楽しいひとときで、心もお腹も満たされた懇親会となりました。
