【卓話】中国電力ネットワーク株式会社 出雲ネットワークセンター 所長 川上哲哉 様

中国電力ネットワーク株式会社 出雲ネットワークセンター 所長 川上哲哉 様

 本日は、中国電力ネットワーク株式会社の業務についてご紹介させていただきました。私は現在、中国電力ネットワークに所属しておりますが、この会社は 2020 年 4 月、電気事業法の改正により誕生した会社です。それまで中国電力が一体で行っていた発電・送電・販売のうち、電気を送る「送配電事業」を担う会社として分社化されました。現在は、中国電力が発電と電力販売を担当し、私ども中国電力ネットワークが送電線や変電所、電柱などの設備を管理し、電気を各家庭や事業所へ安定して届ける役割を担っています。
 発電所でつくられた電気は、まず高い電圧の送電線で遠くまで送られ、途中の変電所で電圧を下げながら、最終的には電柱などを経てご家庭へ届けられます。中国地方には送電鉄塔が約 2 万基、送電線の長さは約 8800 キロ、電柱は約 200 万本あり、配電線の総延長は約 8 万 5000 キロに及びます。地球を二周するほどの長さの設備を維持しながら、安定して電気をお届けすることが私どもの重要な使命です。
 私は現在、出雲の事業所に勤務しており、出雲市だけでなく雲南市や奥出雲町など広い地域を担当しています。約 90 名の社員で日常の設備点検や保守を行い、停電などのトラブルが発生した場合には迅速な復旧に努めています。夜間も宿直体制をとり、いつでも出動できるよう備えています。設備の点検には新しい技術も取り入れています。以前は山間部の送電線を歩いて点検することが多かったのですが、現在はドローンやカメラを搭載した車両などを活用し、効率的で安全な点検を進めています。また、大規模災害に備えた訓練や体制整備にも力を入れており、自衛隊など関係機関と連携した訓練も行っています。実際に能登半島地震の際には、当社の社員も応援として現地に入り、復旧作業に携わりました。
 冬季には雪や倒木による停電が発生することもあり、復旧作業の際には道路規制などでご迷惑をおかけする場合もございますが、少しでも早く電気をお届けできるよう社員一同努めております。もし作業の様子を見かけられた際には、温かく見守っていただけますと幸いです。
 また、停電情報を確認できるスマートフォンアプリも提供しており、地域を登録しておくと停電の発生や復旧見込みなどを確認することができます。無料で利用できますので、ぜひご活用いただければと思います。
 中国電力ネットワークは、設立からまだ 5 年の新しい会社ではありますが、これからも設備の維持管理や災害への備えを強化し、皆さまの暮らしを支える電力の安定供給に努めてまいります。今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。ありがとうございました。